ドラマ「不毛地帯」

不毛地帯」は山崎豊子さんの小説。1973年から1978年まで「サンデー毎日」で連載されていました。実在する人物や出来事と似ている点が多いそうですが...どうなんですかね。

 

<テレビドラマ>

毎日放送版 1979年

 主演・平幹二朗

 

フジテレビ版 2009年 

 主演・唐沢寿明

 

今回見たのはフジテレビ開局50周年記念ドラマ「不毛地帯」です。

 

<あらすじ>

主人公の壹岐正(いきただし)は陸軍中佐大本営参謀終戦の詔に対し、参謀総長の命令書が出されていない以上武装解除に応じる必要がないと解する関東軍部隊の説得に努めた。日ソ中立条約を犯して侵攻してきたソ連軍に拘置され、重労働25年の刑を宣告されシベリアに送られる。そこで11年の抑留生活をおくることになる。帰国後参謀としての経歴を買われ商社の近畿商事[4]に入社し航空自衛隊の次期戦闘機選定争いの仕事で辣腕を振るうことになる。後半部では日米の自動車会社の提携、中東(イラン)での石油発掘プロジェクトにも携わっていく。

イラン・サルベスタン鉱区での石油発掘に成功した壱岐は、近畿商事社長の大門に勇退を進言し、みずからも近畿商事を辞めてしまう。そして、壹岐は第三の人生として、長期シベリア抑留者の親睦団体である朔風会(さくふうかい)の会長となり、シベリアへ現地で死んだ日本人の墓参りと遺骨の収集に行く。

 

山崎豊子さんの作品は「二つの祖国」しか読んでいません。

戦後の日本がどのようにして生き返ったのか。血の滲むような歴史と、その裏側を知りたかったから「不毛地帯」を選んだ。

 

主人公の実直さは「二つの祖国」の天羽賢治によく似ていますね。

唐沢寿明さん演じる壱岐正はとにかく姿勢が良い。見ている最中に何度か椅子を引いて、姿勢を正してしまう。

 

私の業種とは全く異なる世界の話だけど、非常に興味深く描けているし、自分の信念と向き合う姿は見習いたいと感じた。

 

次は「華麗なる一族」をみようかね。