献血に行ってきた
献血に行くか「ボヘミアンラプソディー」を観に行くかで迷っていた。
【献血に行くと】
メリット
・ハーゲンダッツをもらえる
・ドーナッツをもらえる
・コーヒーを無料で頂ける
・世のため人のためになる
・雑誌が読める
・けんけつちゃんのグッズをもらえる
・そもそも注射が好き
デメリット
・ない
【ボヘミアンラプソディーをみると】
メリット
・圧倒的な感動を与えてくれる(はず)
デメリット
・お金がかかる
うむ、献血へゆこう
非常勤講師にとってチケット代すら惜しいのだ。許せフレディ....。
血圧、ヘモグロビンの基準値をクリアした私はコーヒー(無料)とクッキー(無料)に舌鼓を打ち、ソファで最新号のBURUTUSを読む。
最新号のBURUTUSは「危険な読書」というテーマ。
ここでいう”危険”というのは価値観を変えてしまう危険性を孕んでいるという意味であるが、いったいそれの何が”危険”なのだろうか。
ブルースリーはこう言う
「頭を空にしろ。水のように形をなくせ。水をカップにそそげば、
水はカップの形 になる。ボトルにそそげば、ボトルの形になる。
水は静かに流れることもできるし、ものを砕いたり壊したりもする。
友よ、水になれ。」
これだけ流動的な時代だからこそ、水のような価値観が大切なのではないか。
「48番のかたどうぞ〜」
!!!!?????
そうだここは献血ルームだ。
常に流血しているブルースリーを想像してどうする。
今日は400ml献血なので15分程で終わった。
(血小板献血はたいへん時間がかかる)
採血中はチューブがかすかに腕にあたっていて、血液が踊るように吸い取られる振動が伝わってくる。
献血終了後、パンパンに膨れあがった赤い水風船を、大事そうに持って歩く女医を目で追ってしまう。
ありがとう健康な体
ありがとう女医さん
ありがとうけんけつちゃん
どこかの誰かの命が救われれば幸せです。