「高鬼」
みなさんは「高鬼」を知っていますか?
基本的には「鬼ごっこ」と変わりません。
「鬼ごっこ」と異なる点は、逃げる人が高い所にいれば鬼に"タッチ"されないことだ。
同じ高い所にずっと居るのは禁止。
規定の時間が経てば、他の高い所に移動しなければならない。
子「先生!高鬼しよー!!!」
私(ポンチョ)にはポリシーがある。
”相手が誰であろうと真剣にやる”
子どもの頃、自分に対して手加減をする大人の態度が大ッ嫌いだった
さて、鬼を決めようとした時に指をさされ
子「先生が鬼ねー!!!」
やってやろうじゃないか。
この程度の理不尽など慣れっこだ。
開始早々、子どもたち(20人くらい)は一斉にジャングルジムに登り始めた
「(馬鹿め!!!!!)」
規定の時間が経った時のことを考えていないのか??
飛んで火に入る夏の虫、全員もろとも”タッチ”してくれるわい。
ところが規定の時間を過ぎても降りてこない。
「早く降りてよ」
子「ジャングルジムは無限バリアーだから降りなくてもいいんだよ」
「!????」
子「やーい、早く”タッチ”しろよー!」
子「のろまー!」
子「ベー!」
ジャングルジムにいれば無敵、それも時間無制限。
”無理ゲー”である。
子「おしりぷりぷり!!」
子「おならブー!」
だんだん腹が立ってきた笑
こちらも反撃しよう
「只今より、バリアー禁止令を発令します!」
どうだ?応じてくれるか?
子「わー!!」
子「バリアー禁止令!?やばい!!」
子「早く逃げろーーー!!!」
可愛過ぎませんか?
彼らは「高鬼」という”仮想の世界”を本気で信じて遊ぶ
彼らにとって鬼は本物の鬼、バリアーは本物のバリアー、禁止令は禁止令なのである。