火あぶりにされたサンタクロース

今日はクリスマスイブです。

先ほどジムから帰って行きました。

クリスマスのジムは普段よりも殺気立っていました。

 

さて、今回はクリスマスにぴったりな本を紹介します。

    『火あぶりにされたサンタクロース』

クロード・レヴィ=ストロース(著)

中沢新一(訳)

 

クリスマスにはなぜ贈り物をするの? 20世紀最大の人類学者がときあかす
戦後フランスで巻き起こったサンタクロース論争を起点に、現代社会における大人と子ども、死者と生者、そして人類にとっての贈与の意味に切り込んでいく。日仏の人類学者が競演するクリスマス論の名著、新装版。

amazon、内容紹介より)

 

少し怖いタイトルですね。

フランスで実際に火あぶりにされたサンタクロース。彼はなぜ処刑されたのか?

彼はなぜ子ども達にプレゼントを配るのか?イエスが生まれたのは夏であるのに(知らなかった...)なぜ冬に生誕祭をやるのか?

サンタクロースはそもそも何なのか....

 

本書は以下のような視点から疑問を解いてゆく

・クリスマスはそもそも異教徒の祭り

・プレゼント(贈与)は生者と死者を繋げる通路

冬至は太陽が弱くなり、死者の霊が訪れる

・マーシャルプランによるアメリカ資本の流入

 

知的好奇心を刺激させる内容となっています。

おすすめです。

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