テナント
『テナント』1976年
監督:ロマン・ポランスキー
<感想>
以下、ネタバレです。
主人公は「誰にも迷惑をかけずに静かに暮らしたい」だけです。
周りの人間が、部屋がそうはさせてくれません。
誰かに親切にしても礼も言われない。
部屋に友達を呼べば文句を言われる。
悩みを相談しても茶化される。
欲しいものが手に入らない。
そして住人達は....。
主人公は徐々に「周りの人間が自分を陥れようとしている」という妄想に襲われます。
その妄想は、彼が借りた部屋によって引き起こされたものとして描かれています。
私にも、物事が思った通りに進まないことを周りのせいにしていた時期があった。
面白いくらい不幸なことが連続して起こる。
「これってもしかしてモニタリング?」
「これって私のせい?」
いいや違う...
「全部あいつらのせいだ!おかしいのはこの世界だ!!」
思い返せばかなり痛い時期があったものです。
主人公に親近感すら覚えた作品です。
映画って良いよね
私は映画が大好きだ。
小学生の頃からTUTAYAの匂いが好きだった。
あの匂いを嗅ぎながら、VHSが並んだ棚を指でなぞるのが好きだった。
中学校に入り、柔道に明け暮れた。
『フルメタルジャケット』(1987)を見ることで「ああ、自分より苦しい人生があるだな...」と精神の安定を求めた。
それからずっと映画漬け。
大学生の頃は無論、TUTAYAでアルバイトをした。
「おすすめは何ですか?」と聞かれると嬉しくたまらない。
好きなものを話す時、人は早口になりがちである。
一生懸命に話そうとするあまり、相手に嫌悪感を抱かせてしまう。
私はそんなヘマはしない。
冷静に、落ち着いておすすめを紹介する。
「『フルメタルジャケット』を見なさい!!!!!!!!!」
第97回全国高校サッカー選手権大会
ここ3年くらい年末に全国高校サッカー選手権大会を見に行くことが儀式となっている。
中学校で保健体育を教えていることもあり、より良い授業のヒントを探すために、教材研究のために観戦している。(あ、遊びではない!!!)
以下、サッカーど素人の考察です。
「?」と感じるところがあると思いますが、どうか広い心で見てやってください。
今日はとても興味深い学校があったので紹介します。
そもそも高校サッカーとは?
・高校サッカー部の頂点を決める大会。
・トーナメント戦で行われる。
・「選手権」「冬の国立」「冬の高校サッカー」とも呼ばれている。
今日(1月2日)、等々力競技場にて行われた試合は以下の通り。
得点 6 1
学校名 大津(熊本) VS 大分(大分)
得点 2 2
PK 4 2
どれも最高に白熱しており、見応えのある内容でした。
中でも特に「素晴らしい...」と感じたのが
立正大淞南(島根)
立正大淞南はボールに対する強烈なプレスが特徴的で、陣形がコンパクトになる印象がありました。(ゲーゲンプレスかな?)
試合開始前のW-UPでは応援席への挨拶が長めに取られていました。(上写真)
W-UPも特徴的で、ボールを思いっきり高く蹴り上げてトラップしていました。
風を読んでいるのだろうか?
那覇西が得点した際、すぐに円陣を組んでチームの話し合いをしていました。
失点時のこの行動は他の学校にはありませんでした。
また、Jリーグでも見たことがありません。
統率力が素晴らしいのです。
集団スポーツにおける強さは「統率力」なのかもしれません。
もちろんプライオリティの問題ですが。
2019の目標
明けましておめでとうございます。
さて、2019年の目標をたてよう。
1.月に最低3冊は本を読もう
2018年は本の大切さに気付いた年だった。
自分がいかに"無知”で恥ずかしい人間だということが分かった。
本を読むことで賢くなる訳ではないけれど、何事も「自分の頭で考える」ことを信念とするなら必要なタスクだろう。
2.最低7時間は寝よう
2018年に読んだ本にこのようなことが書いてあった
私たちの最大の資産は、自分自身だ。
自分への投資を怠り、心と体をないがしろにすると、価値を生み出すための元手がなくなってしまう。自分という資産を守らなければ、世のために働くこともできないのだ。
ところが現実には、優秀な人たちがどんどん自分を壊している。
その原因は、睡眠不足である。
『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン=著
より効率よく、無駄を省いた生活を心掛けるためには”健康な体”が必要だ。
車をメンテナンスに出すことが普通であるように、良質な睡眠を与えたい。
同僚「俺は3時間しか睡眠しない。仕事をバリバリするからな」
これはよろしくない。
3時間睡眠で効率よく仕事ができる訳が無い。
睡眠時間の短さでマウントをとる暇があるなら寝たほうが良い。
3.セミナーへ行こう
私は非常勤講師として中学校に勤務している。
その中で様々な疑問や困難に遭遇した。
この指導は果たして正しいのだろうか?
この教育システムで良いのだろうか?
最優先させる仕事はなんだろうか?
良い教師とは?
優れた教師が情報を発信しているアカウントをフォローし、彼らが主催するセミナーに参加しよう。
<まとめ>
効率よく生産できる体を維持し、たくさんのことを吸収する年にしよう。
「高鬼」
みなさんは「高鬼」を知っていますか?
基本的には「鬼ごっこ」と変わりません。
「鬼ごっこ」と異なる点は、逃げる人が高い所にいれば鬼に"タッチ"されないことだ。
同じ高い所にずっと居るのは禁止。
規定の時間が経てば、他の高い所に移動しなければならない。
子「先生!高鬼しよー!!!」
私(ポンチョ)にはポリシーがある。
”相手が誰であろうと真剣にやる”
子どもの頃、自分に対して手加減をする大人の態度が大ッ嫌いだった
さて、鬼を決めようとした時に指をさされ
子「先生が鬼ねー!!!」
やってやろうじゃないか。
この程度の理不尽など慣れっこだ。
開始早々、子どもたち(20人くらい)は一斉にジャングルジムに登り始めた
「(馬鹿め!!!!!)」
規定の時間が経った時のことを考えていないのか??
飛んで火に入る夏の虫、全員もろとも”タッチ”してくれるわい。
ところが規定の時間を過ぎても降りてこない。
「早く降りてよ」
子「ジャングルジムは無限バリアーだから降りなくてもいいんだよ」
「!????」
子「やーい、早く”タッチ”しろよー!」
子「のろまー!」
子「ベー!」
ジャングルジムにいれば無敵、それも時間無制限。
”無理ゲー”である。
子「おしりぷりぷり!!」
子「おならブー!」
だんだん腹が立ってきた笑
こちらも反撃しよう
「只今より、バリアー禁止令を発令します!」
どうだ?応じてくれるか?
子「わー!!」
子「バリアー禁止令!?やばい!!」
子「早く逃げろーーー!!!」
可愛過ぎませんか?
彼らは「高鬼」という”仮想の世界”を本気で信じて遊ぶ
彼らにとって鬼は本物の鬼、バリアーは本物のバリアー、禁止令は禁止令なのである。
『ミッケ!』最強説
学童とは小学1年生から6年生まで
多種多様な子どもが自由に遊んでいる場所です。
1日の流れは
①読書の時間
②外遊び
〜昼食〜
③読書の時間
④外遊び
⑤中遊び
⑥おやつタイム
⑦お勉強
以上、8時半から18時半で活動していきます。
①の読書の時間で気づいたこと
<『ミッケ!』が最強すぎる>
『ミッケ !』とは、ジオラマ写真の中から指定されたものを見つけていくだけの絵本だ。
例えば、「いぬはどこかな?」だとジオラマ写真の中から犬を探して「いた!」と指をさせばOK。
これがもう大人気(笑)
読書の時間になればすぐに『ミッケ!』を本棚からぶち抜いて、
「先生早く!!ミッケ!!やるよ!!急いで!!!!」と服を引っ張られる。
作者にこの光景を見せてあげたい。
そして、ここで気づいたことが2点ある。
⑴『ミッケ!』はみんなで読みたい
5人くらいの子どもがお団子のように集まって死ぬ気で読んでいる。
「ひつじ!ひつじどこ!?」
「いた!俺が一番!」
「次は赤い車だ!どこだ!」
「・・・ない!飛ばそう!次!」
「見てー、ウサギがいるよー」(のん気かよ笑)
1人で黙々と読んでいる子どもがいない...。
誰が1番早く見つけられるか競争したい。
好きなモノがあれば「ここに○○○があるよー」って教えたい。
『ミッケ!』は「1人で読む本」というより「みんなでする遊び」であり、"探検ごっこ”なのです。
そう、『ミッケ!』は”探検ごっこ”なのだ!!
⑵『ミッケ!』は認識の確認作業
”鳥”をイメージしてください
どんな鳥ですか?
当然色々な鳥がいるわけで、それぞれイメージする”鳥像”は違うと思います。
その違いを他者との”認識のズレ”と呼びましょう。
『ミッケ!』は”認識のズレ”を感じさせ、相互理解を促します。
例)かわいい鳥はどこかな?
「鳥見っけ!」
「それ鳥?」
「恐竜じゃない?」
「鳥だけど...かわいいか?」
「怒った鳥じゃない?」
頭の中にそれぞれの”かわいい鳥像”がある。
”かわいい”の定義は?
”鳥の条件”とは?
生まれて未だ8歳前後の子どもにとって、モノの認識は大人より凸凹している。
『ミッケ!』はその凸凹、”認識のズレ”を確認させてくれる。
なんていい本なんだ!